休みの日に予定を詰め込んでしまうのはなぜ?自分で埋めた休日で疲れる理由

休みの日に予定を詰め込んでしまうのはなぜ?自分で埋めた休日で疲れる理由

来週の土曜なら行ける、と思って返事をします。その週末が来ます。朝起きた時点で、もう重いです。午前に一件、午後に一件、夕方からもう一件。全部自分で入れました。「休みの日に予定を詰め込んでしまう」で調べると、午前の予定は一つまで、半日は何もしない時間を確保しましょう、といった配分の話が出てきます。それができるなら、最初から詰め込んでいません。

先に結論を言います。この疲れが何度でも繰り返される理由は、予約するのは今日の自分で、支払うのは来週の自分だからです。予定を入れる瞬間の自分は元気で、実行する自分は疲れています。この時間差があるので、何度やっても学習が成立しません。そのうえ、空白が怖いのではなく、何もしなかった日として採点されるのが怖い、という事情もあります。この消耗は3つに分かれ、どれが強いかで打つ手が変わります。

この記事を書いているのは、無料の『心の体力(MP)診断』です。心の体力、つまりゲームでいうMPが何で減って何で回復するのかを確かめられます。

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自分で入れた予定で休みが終わるのは、よくあることです

まず、いちばん大事なことを先に書きます。予定を入れたほうが本当に回復する人がいます。だから詰め込みは誤作動ではありません。何もしない日を過ごすと調子が落ちる人が実在します。その人に「予定を減らしましょう」と言うと、休むほど調子が落ちます。

次に、他の記事との違いです。人から入れられた予定が気になって休めない話は、予定があると休めない理由で扱っています。この記事で扱うのは、自分の手で休みを埋めている場合です。入れたのも自分、疲れているのも自分です。責める相手がいません。

そして、時間差の話をもう一段だけ進めます。「来週の土曜なら行ける」という判断は、来週の自分の残りを、今日の残りで見積もっています。今日は金曜の夜で、少し元気が出ています。その状態で来週を計算するので、毎回多めに見積もります。ここを直さないと、予定の数を減らしても同じことが起きます。

「予定を減らしましょう」では、この疲れは減りません

予定を減らす、は効く人と効かない人がいます。空白で回復する人には効きます。空白で調子が落ちる人には、逆に働きます。同じ助言が人によって逆になるので、まず自分がどちらかを知る必要があります。

半日は何もしない時間を確保する、という対処もよく見ます。これも同じです。何もしない時間が回復になる人には効きます。ならない人には、空いた半日が落ち着かない半日になります。空白の作り方だけ教わっても、空白の使い方が分からない状態です。

忙しいことが美徳とされる社会だから、という説明もあります。構造としては合っているかもしれません。ただ、来週の土曜に何をするかを決める時に、その説明は使えません。正しいのに、今日の手が出てこないのがこの説明の限界です。

そのうえ、中身が一つではありません。同じ「予定を詰め込んでしまう」でも、予定のない日に調子が落ちる人と、打ち込む休みのほうが回復する人と、人の休日と並べて点をつけている人がいます。三人に「予定を減らしましょう」と言っても、誰にも効きません。

そこで、もう一段だけ分けます。この消耗は、主に次の3つのどれかです。

休みの日に予定を詰め込んでしまう3つの理由(図解)
この消耗は3つに分かれます。どれが強いかで、打つ手が変わります。

予定のない日は調子が落ちる

まず、こんな質問から始めます。何の予定もない、ただ休む日が続くと、最高に回復するほうでしょうか。それとも、だらけて調子が落ちるほうでしょうか。もう一つ。あなたの調子が出るのは、常に何か動かしている時ですか。それとも、余白がたっぷりある時ですか。

これは、この記事を書いている診断で実際に使われている質問です。常に何か動かしている時を選んだ人は、空白で回復しないタイプです。

ここをはっきりさせておきます。これは体質として正しい反応です。怠けを恐れているのでも、自分を追い込んでいるのでもありません。動いている状態のほうが調子が出るので、動く予定を入れています。判断としては合っています。

では何が問題か。入れた予定の中身が選べていないことだけです。動くことで回復するなら、動く内容は何でもいいわけではありません。やりたいことで動いた日は回復しますが、点を取るために動いた日は回復しません。どちらも「動いた日」なので、本人には区別がつきません。

この診断は、結果を16種類のキャラクターで返します。その中に、空白が回復になる一体がいます。ショートスライムです。口ぐせは「先に、これ終わらせていい?」「それ、そんなに急ぎ?」。筋金入りのマイペースで、休みかたは何も予定のない日に、好きなことをひとつだけ、とことんやること。にがては「今すぐ」「今日中」「ちょっといい?」。急かされると自分のペースを失った瞬間に頭が真っ白になります。自分がこのスライムなのか、別のキャラなのかは、無料の診断で確かめられます。

ショートスライム(心の体力MP診断のキャラクター)
ショートスライム。休みかたは、予定のない日に好きなことをひとつだけ、とことんやること。

このスライムを出したのは、同じ休日でも回復の形が違うことを見てほしいからです。このタイプには「予定を減らしましょう」が効きます。この記事を読んでいる人には、効かないかもしれません。

打ち込む休みのほうが回復する

次に、この質問に反応する人がいます。新しいことを学ぶ、上達する、何かを達成した時、エネルギーは特に湧かないほうでしょうか。それとも、回復して元気が出るほうでしょうか。もう一つ。休日に回復できるのは、何かに打ち込んで上達する時ですか。それとも、完全に何もしない時ですか。

前者を選んだ人は、打ち込む時間が回復になります。寝て過ごすのが回復の正解だという前提を、ここで一度外します。

ここが、この記事のいちばん大事なところです。この型の人に「何もしない休み」を処方すると、休むほど減ります。回復のレバーが入っていない状態で一日が終わるので、月曜の朝に何も回復していません。「休んだのに疲れている」の正体のひとつが、これです。

ただし、同じ力が行きすぎると前借りになります。打ち込みが面白いほど止まれなくなり、夜まで続き、翌朝に響きます。回復のレバーと、使いすぎのレバーが同じ場所にあります。だから「やめる」ではなく「切り上げる時刻を決める」が答えになります。

この減り方をする一体が、マグマモグラです。口ぐせは「ちょっとだけ掘らせて」「あと5分(時計はもう見ていない)」。興味を惹かれたものに地中深くへ潜るように没頭するモグラで、休むと決めた日も、気づけば何かを調べたり作ったりしています。ただしこの集中はエネルギーの前借りなので、回復しないまま掘り続けた果てに、ある朝ぱたりと動けなくなります。自分がこのモグラなのかは、無料の診断で確かめられます。

マグマモグラ(心の体力MP診断のキャラクター)
マグマモグラ。口ぐせは「あと5分(時計はもう見ていない)」。打ち込む時間が回復にも前借りにもなる。

このモグラには、ひみつがあります。掘りすぎて動けなくなった朝の回数を、実はちゃんと数えているところです。時間差で請求が来ることに、本人は気づいています。気づいていても止まらないのが、この型の難しさです。

人の休日と並べて点をつける

三つめは、この質問に反応する人です。SNSや周りの人の成果や状況を見た時、自分は自分と切り離せるほうでしょうか。それとも、比べて落ち込み消耗するほうでしょうか。もう一つ。同年代が活躍しているのを見た時、刺激として受け取れるほうですか。それとも、比べて焦りや劣等感で消耗するほうですか。

後者を選んだ人には、他人の休日が採点表になっています。空白の日は、点が入らない日になります。

だからここで、予定を入れる動機が入れ替わります。やりたいことではなく、点を取るために入れるようになります。そして点のために入れた予定は、実行しても回復として残りません。写真を撮って、投稿して、終わります。その日の終わりに「何をしたか」は言えるのに、「どうだったか」が言えません。

比べる行為そのものを扱った話は、他人と比べて疲れる理由にあります。この記事で扱っているのは、比べた結果が自分の予定表に反映される段です。比較が頭の中で終わらず、来週の土曜の予定になっています。

頑張りすぎてしまう仕組みそのものは、頑張りすぎてしまう理由で分解しています。

自分がどの理由で減っているかは、無料の診断で確かめられます。3つのうちどれが強いかが分かると、手を打つ場所が一つに絞れます。

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入れる前に、誰のための予定かを確かめます

予定を減らすのは、空白で回復しない人には逆に働きます。何もしない日を作るのも同じです。変えるのは、入れる前に「これは誰のために入れたか」を一つだけ確かめることです。

自分が行きたい予定は、そのまま入れていいです。外すのは、点を取るために入れた予定だけです。これをやると、件数は減らないのに回復するようになります。三件のうち一件が入れ替わるだけで、月曜の朝が変わります。

理由①が強い人は、空白の日の中身を一つだけ決めておきます。予定を入れないのではなく、「この日は本を読む日」と決めます。空白を空白のまま置かないほうが、この型には合っています。

理由②が強い人は、切り上げる時刻を先に決めます。打ち込む前に「十六時で手を止める」と決めておきます。止める練習ではなく、始める前の設定です。やり始めてからでは決められません。

理由③が強い人は、予定を入れる前に一行書きます。「これは自分が行きたいから」か「これは入れていないと落ち着かないから」。書いた時点で、どちらかが分かります。楽しかったのに疲れる日が続いている場合は、楽しかったのに疲れる理由も合わせて読めます。

疲れが取れない状態や気分の落ち込みが長く続いて生活に支障が出ている場合は、心療内科やカウンセリングなどの専門機関に相談するという選択肢もあります。

切り上げる時刻を先に決めると、深く潜れます

休みに予定を入れられるのは、動く力がある人だからです。力がない人は、週末に三件入れること自体ができません。困っているのは、その行動力ではなく、終わる時刻が決まっていないことのほうです。

MP診断のキャラクターには、消耗の先にある進化後の姿があります。マグマモグラの進化後は、けんじゃモグラです。進化の条件は、没頭の途中でも、時間を決めて手を止め、休憩できるようになったとき。

けんじゃモグラ(マグマモグラの進化後)。潜る前に切り上げる時刻を決められるようになったとき。口ぐせは「今日はここまで」。

誰も届かない深さまで潜る集中力は、進化しても同じです。違うのは、潜る前に「何時に切り上げる」を決めてあること。三時間掘ったら一度手を止めて、体を休めて、また潜ります。だから燃え尽きません。そして深く考え抜いた答えを持ち帰るので、「あの人に聞けば間違いない」と頼られます。休日も同じで、動く量を減らす必要はありません。終わる時刻を先に決めておくだけです。

無料の『キャラでわかる 心の体力(MP)診断』は、20を超える心理学・生物学の研究に、60の測定項目を一本ずつ対応づけて設計しています。この記事に出てきた予定のない日で調子が落ちる性質はビッグファイブの研究に、打ち込むことで回復する性質は休息と回復の研究(Sonnentag)に、人と比べて消耗する性質は社会的比較の考え方に、それぞれ対応づけています。結果は占いではなく決まった計算式なので、同じ回答なら何度やっても同じ結果が出ます。

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結果は16種類のキャラクターと、その進化後の姿で返ってきます。
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まとめ

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