頑張れない自分が嫌いなあなたへ。怠けではなく使い切っただけ

頑張れない自分が嫌いなあなたへ。怠けではなく使い切っただけ

やらなきゃいけないことは分かっています。期限も、やる順番も、頭では全部分かっている。それなのに手が動かない。気づけばスマホを触っていて、そのまま夜になって、また明日に持ち越す。まわりは普通にやっているように見えます。「私だけだよ、この時期になって何もしてないの」。そして一日の終わりに残るのは、やらなかった後悔よりも、やれない自分への嫌悪のほうです。

先に結論を言います。頑張れないのは、意志が壊れたからでも、怠けているからでもありません。ほとんどの場合、心の体力を使い切った後の状態です。そして、自分を責めることは回復をさらに遅らせます。この記事では、頑張れなくなる理由を3つに分けて説明します。読んで、当てはまるところから手を打ってみてください。

この記事を書いているのは、無料の『心の体力(MP)診断』です。何で疲れて、何で回復するのかを確かめられます。

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「頑張れない自分が嫌い」と検索したあなたは、怠けていません

怠けている人は、この言葉を検索しません。やらなくても平気だからです。検索窓にこの言葉を打ち込んだということは、やりたい気持ちがまだ残っているのに体が動かない状態にいるということです。この二つがそろっている時点で、怠けとは違う何かが起きています。

「甘えでは」と言われることもあります。けれど甘えなら、自分を嫌いにはなりません。嫌いになるのは、期待している自分がまだいるからです。基準が高いままで、実行できる量だけが落ちている。そのズレが自己嫌悪の正体です。

頑張れないんじゃなくて、頑張りすぎただけ

この言葉をSNSで見たことがあるかもしれません。よくできた言い方ですが、なぜそう言えるのかまでは説明されていません。ここを説明します。

エネルギーには残量があります。使えば減り、休めば回復する。ここまでは誰でも知っています。見落とされているのは、残量がゼロになった後もしばらく無理が利いてしまうことです。締切前や責任のある場面では、体は先の分まで前借りして動きます。その時は動けるので、本人は限界に気づきません。そして後から、前借りした分の返済期間が来ます。頑張れない時期は、この返済期間に当たっていることがほとんどです。

頑張れない3つの理由(図解)
頑張れない理由は3つ。どれが強いかで、回復の順番が変わります。

理由①: 先月の頑張りを、まだ返している

まず、この質問に答えてみてください。高揚して一気に駆け抜けたあと、反動でガクッと落ち込むことはありますか。もう一つ。エネルギーが尽きて本当に疲れ切った時、あなたは「もう無理、動けない」とパタッと止まるほうですか。それとも妙なアドレナリンが出て「まだいける」と無理やりギアを上げるほうですか。

どちらもMP診断で実際に使われている質問です。後者、つまりギアを上げるほうを選んだ人は、限界の手前で止まる仕組みを持っていません。だから、走り切った直後ではなく、しばらく経ってから動けなくなります。受験や大きな仕事が終わった後、長期休みに入った後、大きな行事を終えた後。頑張れなくなった時期の1〜2か月前に、頑張りすぎた時期がないか思い出してみてください。

この診断は、結果を16種類のキャラクターで返します。その中に、この走り方を地で行く一体がいます。ニトロはむすたーです。「まだまだいける!」が口ぐせの、全力全開ハムスター。新しい企画が始まった時、締切前の追い込みで火がついた時、頼まれごとを断らずに予定をすき間なく詰め込んだ時に、興奮で疲れを感じるセンサーが麻痺して、走るのを止められなくなります。もう一つの口ぐせは「これ終わったら休む!」、ただしその「これ」は終わりません。本人は絶好調のつもりのまま、ある日突然、電池が切れたように倒れて強制終了します。自分がこのハムスター寄りかは、無料の診断で確かめられます。

ニトロはむすたー(心の体力MP診断のキャラクター)
ニトロはむすたー。口ぐせは「これ終わったら休む!(終わらない)」。ブレーキ未搭載で、限界を越えて走り、ある日突然倒れる全力型。

止まれないまま走り続けている自覚があるなら、頑張りすぎてしまう仕組みのほうが、今のあなたに合っているかもしれません。

理由②: 動けないのは、省電力モードに入っているから

次の質問です。自分の疲れや限界のサインに、あなたは「早めに気づいて手を打てる」ほうですか、「気づかず、倒れる直前まで走ってしまう」ほうですか。忙しさが続いている時、自分の消耗具合を正確に把握できているほうですか、気づいたら手遅れで急にガス欠になるほうですか。

エネルギーが底をついた時、人の体は活動を制限します。難しいことから先に止まり、簡単なことだけが残る。だから頭を使う作業ができなくなって、スマホの画面をなぞることだけができる状態になります。これは意志の敗北ではなく、残量が少ない時の標準的な動作です。動画を見て一日が終わるのは、動画が好きだからではなく、それが一番低い出力で済むからです。

この状態を地で行くのが、てんてこダコです。8本の足で、いくつもの仕事を同時にさばくタコ。方針がひっくり返された時、人のミスの尻ぬぐいが回ってきた時、トラブルが同時多発した時に、「自分が何とかしなければ」という焦りが一気に膨れ上がります。口ぐせは「いいよいいよ、やっとくよ」と「回ってる回ってる、大丈夫」。実際は大丈夫ではありません。あらゆる方向へ手を伸ばした挙げ句、足がもつれて何も回らなくなり、エネルギーを使い果たして燃え尽きます。休み方も「ながら休み」で、8本の足のうち2本だけ休ませるスタイルです。心当たりがあるなら、診断で確かめられます。

てんてこダコ(心の体力MP診断のキャラクター)
てんてこダコ。口ぐせは「回ってる回ってる、大丈夫(大丈夫じゃない)」。全部を自分で抱えて、最後に何も回らなくなる抱え込み型。

帰宅後に何もできない状態が続いているなら、帰宅後に動けない理由でも同じ現象を扱っています。

理由③: 自分を責めることが、追加の出費になっている

3つ目の質問です。終わったことや失敗を、後から何度も思い返してしまうほうですか。もう一つ、しんどくても「助けて」と言えず、最後まで一人で抱え込んでしまうほうですか。

ここが一番見落とされます。「今日も何もできなかった」と反省する時間、SNSで頑張っている人を見て落ち込む時間、自分を責める言葉を頭の中で繰り返す時間。これらは全部、エネルギーを使います。しかも回復には一切つながりません。つまり、残量が少ない状態でさらに支出を増やしていることになります。動けない日に自己嫌悪を重ねると、翌日の残量はもっと減ります。それが翌々日の動けなさを作ります。

3つの理由のどれが強いかは人によって違います。自分の残量がどこで減ったのかは、無料の診断で確かめられます。

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反省より先に、回復です

順番が大事です。反省は、残量が回復してからでも間に合います。今やるべきなのは、支出を止めて収入を増やすことです。

①前借りの返済中の人は、回復を予定に入れます。「空いた時間に休む」では休めません。「土曜の午前は何もしない」と枠で取ってください。休みは余りではなく、予定として確保するものです。

②省電力モードの人は、ハードルを実行できる高さまで下げます。参考書を1ページではなく、机に座るだけ。運動ではなく、外に出て5分歩くだけ。今の残量でできることまで下げて、できた事実を積むほうが、結果的に早く回復します。

③自分を責めてしまう人は、責める時間に上限を作ります。ゼロにはできないので、「寝る前の5分だけ考える、それ以外は保留」と決めます。責めるのをやめるのではなく、時間を区切って支出を抑える考え方です。

そもそも休み方が分からない状態なら、休み方がわからない時の分解から読むほうが早いです。

つらさが続くときは

ここまでは、休めば回復する範囲の話をしてきました。ただ、次のような状態が続いている場合は、休み方の工夫だけでは足りないことがあります。

当てはまるものがあるなら、心療内科やカウンセリングなど専門機関に相談する選択肢を持ってください。相談することは大げさではありません。早い段階で行くほど、回復にかかる時間は短くなります。学校や職場の相談窓口、自治体の相談窓口も使えます。

残高が回復すれば、頑張るかどうかはそれから選べます

ここまで見てきた状態は、頑張ってきた人にだけ起こります。走れる人だから前借りができて、責任感がある人だから抱え込み、基準が高い人だから自分を責める。全部、力の裏返しです。この診断の世界には、その力を持ったまま倒れなくなった姿があります。

ニトロはむすたーは、チャンピオンはむすたーになります。ここぞの爆発力は今もマシン級。違いは、全開で走る日と休む日を、最初から自分で予定に組み込んであることです。だから突然倒れません。「あいつに任せれば締切前に奇跡が起きる」という信頼を、倒れずに何度でも再現できるようになった姿です。

チャンピオンはむすたー(ニトロはむすたーの進化後)。走る日と休む日を最初から予定に組み込めるようになった姿。

てんてこダコは、しれいとうダコになります。複雑な状況を同時にさばく8本の足は健在。ただし今は、最初の5分で「自分でやるもの」と「任せるもの」を分けてから動きます。全部を拾いに行かないので、混乱の真ん中にいても余裕があります。抱える力を、配る力に変えた姿です。

しれいとうダコ(てんてこダコの進化後)。全部を自分で拾わず、任せるものを分けてから動けるようになった姿。

2体とも、走る力も抱える力も減っていません。足したのは、休む予定と手放す判断だけです。「頑張れない自分が嫌い」の出口も同じで、頑張り方を探すより先に、残量を回復することです。

自分の減り方を確かめるには

この記事を書いているのは、無料の『キャラでわかる 心の体力(MP)診断』です。この記事に出てきた反芻の研究(Nolen-Hoeksema)や休息と回復の研究(Sonnentag)、性格の五因子理論(ビッグファイブ)など、20を超える心理学・生物学の研究に、60の測定項目を一本ずつ対応づけて設計しています。結果は占いではなく決まった計算式で出すので、同じ回答なら何度やっても同じ結果になります。ここで引用した「エネルギーが尽きて本当に疲れ切った時」も「自分の疲れ・限界のサインに」も、実際に使われている質問です。答えていくと、自分がどこで使い切ったのかと、何をすれば回復するのかが、16種類のキャラクターで返ってきます。ニトロはむすたーもてんてこダコもその中の2体で、倒れなくなった進化後の姿まで見られます。

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結果は16種類のキャラクター。あなたのタイプの進化後の姿まで見られます。
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まとめ

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