SNSが疲れるのはなぜ?見ているだけで減る3つの理由

SNSが疲れるのはなぜ?見ているだけで減る3つの理由

開いていたのは、たぶん十分くらいです。それなのに閉じたあと、体が重くなっています。誰かと言い合ったわけでも、嫌なことを書かれたわけでもありません。ただ流れてくるものを見ていただけなのに、なぜか消耗している。「SNS 疲れる」と検索すると、通知を切る、時間を決める、アプリを消す、といった対処が並びます。全部やってみたのに変わらなかった、という人がいるはずです。

先に結論を言います。SNSの疲れは、見ている長さでは決まりません。同じ十分でも、その十分に何を受け取っていたかで消耗はまったく違います。だから時間を半分にしても、受け取る中身が同じなら疲れ方は変わりません。受け取っているものは主に3つあって、どれが強いかで切るべきものが変わります。この記事では、その3つをチェックリスト付きで分解します。

この記事を書いているのは、無料の『心の体力(MP)診断』です。心の体力、つまりゲームでいうMPが何で減って何で回復するのかを確かめられます。

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SNSを見た後にぐったりするのは、よくあることです

不思議なのは、しんどいのに開いてしまうところです。疲れると分かっているのに指が動く。それで自分を意志が弱い人間だと思っている人は多いと思います。

けれど、ここには一つはっきりした違いがあります。メッセージのやりとりには終わりの合図があります。返信を送れば、その一件は閉じます。SNSにはそれがありません。下に引けばいくらでも続く場所には、「ここで終わり」を教えてくれるものが何もないのです。終わりの合図がないものを前にして、自分で止めるのは誰にとっても難しいことです。

やりとりを返す側の疲れは、LINEが疲れる理由連絡そのものが疲れる理由のほうで分解しています。この記事が扱うのは、返す義務がないのに減っていくほうです。

「見すぎだから」では、減らし方が決まりません

時間を制限するアプリを入れた人は多いはずです。それで楽になった人と、変わらなかった人がいます。差が出るのは、制限しているのが時間だけだからです。

同じ十分でも、友だちの落ち込んだ投稿を読んだ十分と、返信が来ないのを確かめ続けた十分と、同年代の昇進を見た十分では、減り方が違います。三人に「時間を半分にしましょう」と言っても、効くのはたまたま量が多かった一人だけです。

そこで、もう一段だけ分けます。SNSで減っている中身は、主に次の3つのどれかです。

SNSが疲れる3つの理由(図解)
SNSで受け取っているものは3つに分かれます。どれが強いかで、切るものが変わります。

理由①: 流れてくる感情を、そのまま受け取っている

まず、こんな質問から始めます。不機嫌な人やピリピリした空気の中にいる時、自分は影響されないほうでしょうか。それとも、もらってしまって消耗するほうでしょうか。もう一つ。隣の人が明らかにイライラしている時、自分のペースを保てるほうでしょうか。それとも、空気をもらって自分まで重くなるほうでしょうか。

この2つは、この記事を書いている診断で実際に使われている質問です。ここで反応する人にとって、SNSはその場にいない人の感情まで届いてくる場所になります。怒っている人の投稿を読めば怒りが伝わり、悲しい出来事を読めば悲しみが伝わる。相手が目の前にいなくても、文字だけで同じことが起きます。

しかも一日にすれ違う人数が違います。街を歩いて機嫌の悪い人と会うのはせいぜい数人ですが、画面の中では数十人分が数分で流れてきます。受け取ってしまう人にとって、あの速度は人混みと同じです。

この診断は、結果を16種類のキャラクターで返します。その中に、まさにこの受け取り方をする一体がいます。もらい泣きクラゲです。まわりへの気配りを欠かさない、とても優しいクラゲ。隣の席の人が朝からピリピリしている時。友だちの重い相談を聞いた帰り道。SNSで悲しい出来事を見てしまった夜。他人の気持ちを自分のことのように感じて、そのまま抱えてしまいます。口ぐせは「わたしのことはいいの」。本人は何もしていないのに、その日の終わりには神経がすり減っています。自分がこのクラゲなのか、別のキャラなのかは、無料の診断で確かめられます。

もらい泣きクラゲ(心の体力MP診断のキャラクター)
もらい泣きクラゲ。口ぐせは「わたしのことはいいの」。他人の気持ちを自分のことのように受け取って、そのまま抱えてしまう。

理由②: 反応がないことを、答えとして待っている

次に、この質問に反応する人がいます。既読スルーや素っ気ない返信をもらった時、「忙しいんだろう」で済むほうでしょうか。それとも、嫌われたかもと気になって消耗するほうでしょうか。もう一つ。そっけない態度をされると、深読みして落ち込むことがあるほうでしょうか。

ここで反応する人がSNSでやっているのは、投稿したあとの確認です。何人が見たか。誰が反応したか。いつも反応してくれる人が、今回はしていない。数字が見えるので、確かめようと思えばいくらでも確かめられます。

厄介なのは、反応がないことには理由が書かれていない点です。見ていないのか、見て何とも思わなかったのか、見た上で何か思ったのか。答えを持っているのは相手だけなので、こちらで終わらせることができません。だから何度も開いて確かめます。開くたびに少しずつ減っていきます。

この待ち方を地で行くのが、びくびくチンアナゴです。砂の中から少しだけ顔を出し、まわりを警戒しているチンアナゴ。送った連絡の返事がなかなか来ない時。「あとで話そう」とだけ言われて、中身を教えてもらえない時。先の見えない時間が続くと、最悪のシナリオが頭の周りを飛び回り始めます。にがては、はっきり既読スルー。口ぐせは「だ、大丈夫かな……」。まだ何も起きていないのに、想像の中で何度も傷ついてエネルギーを使い果たしてしまいます。自分がこのチンアナゴなのかは、無料の診断で確かめられます。

びくびくチンアナゴ(心の体力MP診断のキャラクター)
びくびくチンアナゴ。口ぐせは「だ、大丈夫かな……」。返事のない時間に、最悪のシナリオを何度も再生してしまう。

理由③: 人の毎日が、自分の採点表になっている

三つめは、この質問に反応する人です。SNSや周りの人の成果・状況を見た時、自分は自分と切り離せるほうでしょうか。それとも、比べて落ち込み消耗するほうでしょうか。もう一つ。同年代が活躍しているのを見た時、刺激として受け取れるほうでしょうか。それとも、比べて焦りや劣等感で消耗するほうでしょうか。

ここで反応する人にとって、流れてくるのは他人の近況ではありません。自分がどのくらいの位置にいるかを示す表です。見た瞬間に採点が始まるので、悪気のない投稿ひとつで一日の気分が決まります。

そして相手が出しているのは、うまくいった日の一枚だけです。こちらは自分の全部を知っているので、相手の一番いい日と、自分の平均を並べることになります。この比べ方をしている限り、何を見ても負けます。

比べること自体は、SNSの外でも起きます。同期の昇進、きょうだいの近況、友だちの結婚。画面を閉じても止まらないのはそのためです。比べる仕組みそのものは他人と比べて疲れる理由のほうで分解しているので、ここが自分に強く当てはまる人はそちらを読んでください。

自分がどの理由で消耗しているかは、無料の診断で確かめられます。3つのうちどれが強いかが分かると、切る対象が一つに絞れます。

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3つのどれが強いかで、切るものが変わります

ここからは理由別の手当てです。共通して言えるのは、時間ではなく流れてくるものの中身を変えるほうが効くということです。

理由①が強い人は、感情の強い発信元を減らします。フォローを外す必要はありません。ミュートで十分です。判断は「この人の投稿を読んだ日は疲れているか」だけで決めます。好きかどうかは関係ありません。そして夜は見ないと決めておきます。もらった気持ちを流す時間が、そのあとに残らないからです。

理由②が強い人は、確かめる回数のほうを固定します。投稿した日は、朝と夜の二回だけ開くと決めておく。回数を先に決めてしまえば、その日のうちに何度も確かめずに済みます。通知を切るのは効きますが、切っただけだと自分から見に行くので、回数のほうを決めるのが確実です。

理由③が強い人は、見る場所を変えます。同じ属性の人が並ぶ場所ほど採点が起きやすいので、同年代・同業種の近況が集まる面から離れます。趣味や実用の情報だけが流れる面に切り替えると、同じ時間見ても採点が始まりません。

そのうえで、疲れ切った日の休み方について一つ。診断には「頭がパンクしそうなほど疲れ切った休日、最も回復する過ごし方は」という質問があります。選択肢は、入力を増やす(動画・音楽・美食)か、入力を断つ(スマホを切り、暗く静かな部屋でただ横になる)か。ここで後者に反応する人は、疲れた日にSNSを開くと回復しません。休み方の相性は人によって違うので、自分がどちらかを知っておくと、しんどい日の過ごし方を迷わずに決められます。

見た後も頭の中で再生が続く場合は、心が休まらない理由のほうも合わせて読んでみてください。

気分の落ち込みや眠れない状態が長く続いて生活に支障が出ている場合は、心療内科やカウンセリングなどの専門機関に相談するという選択肢もあります。

受け取る力は、分けられるようになると強みになります

流れてくるものを受け取ってしまうのは、感度が高いということです。この感度は消すものではありません。分けられるようになると、そのまま強みになります。

MP診断のキャラクターには、消耗の先にある進化後の姿があります。もらい泣きクラゲの進化後は、かんのんクラゲです。進化の条件は、「もらった感情」と「自分の感情」を区別できるようになり、もらいすぎた日はひとりの時間で流せるようになったとき。

かんのんクラゲ(もらい泣きクラゲの進化後)。「もらった感情」と「自分の感情」を分けて抱えられるようになったとき。口ぐせは「それは、あの人の痛み」。

淡い光をまとって静かに漂う、海の底のカウンセラー。人の気持ちに気づいてしまうのは今も同じです。ただ、これはあの人の痛み、これは私の気持ち、と分けて抱えられるから、もう自分のことのように消耗しません。相手が言葉にできずにいる本心を誰より正確に汲み取って、先に言葉にしてあげられます。同じ感度が、そのまま人に届く力になります。

無料の『キャラでわかる 心の体力(MP)診断』は、20を超える心理学・生物学の研究に、60の測定項目を一本ずつ対応づけて設計しています。この記事に出てきた感じ取りやすさはHSP(感覚処理感受性)の研究に、休み方の相性は休息と回復の研究(Sonnentag)に、それぞれ対応づけています。結果は占いではなく決まった計算式なので、同じ回答なら何度やっても同じ結果が出ます。

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まとめ

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